テック系ジャーナリストのKevin Roose氏、新著『The AGI Chronicles』の発売を前に日常の「AIエージェントスウォーム」と新プロジェクトを公開
テック系ジャーナリストのKevin Roose氏が、カスタムAIエージェントや音声入力、バイブコーディングされたアプリを駆使した日々の作業環境を明かすとともに、新著や近くスタートする新番組の詳細を共有した。

著名なテクノロジージャーナリスト兼作家のKevin Roose氏が、生成AIや自律型ソフトウェアエージェントを自身の日常的な生産性環境にどのように組み込んでいるか、その舞台裏を明かした。The Vergeのニュースレター「Installer」で取り上げられたこの情報は、同氏の新著『The AGI Chronicles』の刊行や、近日中に控える新たなメディアプロジェクトの準備に合わせて公開されたものだ。
AIエージェントスウォームと過ごす日常
Roose氏は、音声入力と自律型ボットに大きく依存した日々のワークフローについて詳しく語った。SuperwhisperやVoice Memosといったツールを活用している同氏は、もうキーボードで文字を打つことはほとんどないと述べている。さらに、Pocketの代替となる独自の読書・記事保存ソフトウェア「Stash」をバイブコーディング(vibe-coding)によって自作したという。
単一機能のツールにとどまらず、Roose氏は複数のプラットフォームにまたがる個人用のAIエージェント「スウォーム(群れ)」を日常的に稼働させていることを明かした。
- Skynet: 主に個人のタスク管理に利用されている、ChatGPT Dotベースのエージェント。
- Hootie: ジャーナリストのCasey Newton氏から紹介された、Townアプリ上で動作する職場専用のアシスタント。
- Nancy: 予測市場Kalshiで自動取引を行うタスクを担うMuseエージェント。Roose氏によると、これまでに41ドルの損失を出しているという。
Roose氏はスマートフォンのホーム画面をフォルダごとに分類して整理しており、ボット用のAI専用フォルダ、生活を豊かにするアプリを収めた「green flags」フォルダ、そしてソーシャルメディアアプリが入った「red flags」フォルダを運用している。
新著とメディアプロジェクト
Roose氏のAIを駆使したワークフローが公開された時期は、汎用人工知能(AGI)を取り巻く進展や期待、そして業界の現実を検証した新刊書籍『The AGI Chronicles』のリリースと重なっている。
以前のメディア展開を終えたRoose氏と長年のコラボレーターであるCasey Newton氏は、来週配信開始予定のYouTube発の新番組『Machine Gods』の立ち上げも準備している。
自身の生産性向上ボットに加え、Roose氏は現在注目している消費者向けの実験的AIソフトウェアとしてGoogle Labsの「Dreambeans」を挙げた。この実験的アプリケーションは、パーソナライズされた日替わりのAIイラストとアクティビティの提案をセットで生成するものであり、テック大手が個人のルーチンに合わせた生成ビジュアルの実験をどのように進めているかをユニークに示している。



